先日の遠足で某農薬の研究開発所を見学しました。
すべての農産物は(輸入品も含めて)国が許可した農薬のみを、指定された濃度・回数・収穫x日前まで使用できるかを守る義務があります。
研究所では無数の候補となる化学物質を対象となる作物・害虫・病原菌に散布して影響調査を行い、マウスに投与して臓器や子孫への影響を調べます。安全性を確保するために膨大な試験が行われていました。
ここでの安全性は一生食べ続けても影響がない量に相当な安全係数をかけた値のことです。自然な食物にもそのような極微毒性の物質はかなり含まれています。
報道されているミツバチへの影響がある農薬についても話を聞けました。できるだけ影響が少ないものを開発しているとのことです。
生産者としては将来的に自分の首を絞めることになる乱用は抑えたいですし、消費者はキャベツにイモムシがいるのは当たり前と考えていただけると、より農薬使用は減らせます。
なお農家が自家消費用に農薬を使わないという説がありますが、値段が高いからです。
PR