播種板という同時に大量の播種ができる道具があります。買うと高いので借りて複製に挑戦しました。結果は惨敗ですが参考までに。
- シリコンはIS-CRN40という安くて評判が良いものを使用。播種板の型も完璧に作れて、元の素材(アクリル)も痛めずカスも残りません。
- 樹脂は成型用レジンが高いので、「FRP 透明 注型用樹脂」を使用。硬化開始まで数十分の余裕があり、流動性が高く写真のシリコン型にも隙間無く流れ込みます。硬化後のべたつきを防止するためパラフィンを添加します。
- シリコン型に流し込みます。今回使用したシリコン型は剥離剤を使用しなくても問題なく剥離します。
- 完璧な水平を取ったガラス板にシリコン型を置き樹脂を流し込んだのですが、翌朝硬化したときにはシリコンが一部浮いてました。よって板が曲がってしまい、また一部パラフィン/硬化剤の割合が低かったのかべと付きと強度不足がでました。
- 歪みは恐らく硬化時の収縮かと思います。極薄の成型を何度も重ねれば完成するかもしれませんが、本物の播種板はNCルータでアクリル板に穴を開けています。400×700mmサイズの板を二枚完璧に水平に作るのは私には無謀でした。
- パラフィン添加のため半透明になりますが、5mm厚で下記程度の透明度は出ます。強度も恐らく十分と思われます。

PR