農業を始めよう

ほうれん草がべと病で全滅です。もっと早くに気がつくべきでしたが、毎日見ているようでいまだ見えていません。
　台風の後も雨天が続いています。他の作物の病害も心配です。

東日本に甚大な被害をもたらした台風災害の被災者皆様にご同情申し上げます。学校の畑もそれなりに被害が出ました。
　ほうれん草は雨に叩きつけられてどうなるか不明です。ブロッコリーは倒されましたが、まだ花蕾がついてなかったので、致命的ではなさそうです。ネギ・ニンジンはそれなりに根が張っているので、葉が折れてはいますが多分復活するでしょう。
　温暖化に伴う異常気象が日常の世界になると、これから大きな投資をして農業を始めるのは怖いです。研修先の農家さんはブロッコリーが異常気象の影響で出荷前に黄色くなり、半分近くが廃棄になりそうです。不作でも打ちのめされない精神力が一番大切かもしれません。
　

幕張で開かれた農業系展示会行きました。フェアのいいところは実機が有れば試せるのと、小売り価格がわかること、知らない新製品の説明をデメリットも含めてメーカーの方に聞けることです。
　私は15万円の無電源アシストスーツを試しました。自分の体重を使ってしゃがむときの力をバネに貯めて、立ち上がるときにアシストしてくれるもので、20kgの箱が体感三分の二の重さになり疲労が相当軽減されます。
　潤滑油メーカーではCRC556の10倍高額な製品をデモしてました。レビューだけでは怖くて買えない代物ですが、実物デモを見て機械のメンテを考えれば納得できる品質でした。
　興味が機械の方に向いてますが、小規模農家向けのオーソドックスな資材はあまり出品されておらず、新商品、新技術を体験できるフェアでした。

栽培とは雑草と害虫管理です。
アブラナ科にはあらゆる虫が寄ってきて、先日農薬散布したブロッコリーも葉の裏には数え切れないイモムシ（ヨトウか何か）が葉を食べて、表から見ると反対側が透けて見えます。
どの程度防除すれば出荷できるブロッコリーになるのか、試行錯誤しています。

先日二回目の現地視察（通称遠足）がありました。視察先は卒業二年目で一人で農業している方ほか、農業の研究施設などです。

　改めて気がついたのは家と作業場所の重要性。近くに人家が無い場所は農地として最適ですが、ネットで検索できる状態の貸家も売り家もありません。
　集合住宅でも不可能ではありませんが、資材を配達してもらうにも一時置き場が無いので、一軒家の方がかなり楽です。
　普通の家は二階建てで建物面積を優先しますが、農家だと作業場所と肥料などかさばる資材と農機具置き場の確保を優先したいので、広いスペースも必須に近いです。
　最初に視察した農家は、新規就農時に一軒家を建てました。

　もうすぐ三回目の現地視察があります。